
皆さんはどんなポートフォリオを組んでいますか。私もいろいろ試行錯誤して今のポートフォリオに落ち着いていますが、初心者の方などはポートフォリオどうすればいいのかと悩む方も多いのではないでしょうか。
実際に有名な著名人、プロの投資家、ユーチューバーの方でポートフォリオの組み方を公開したり紹介している方がいますが、皆さん違う考えを持っていることがほとんどです。
私が見た限りではこんな方達がいました。
・ETFを中心に一つの投資先に5~10%の上限をつけて分散する
・米国株投資にてVTIを最低50%以上保有し、あとは個別株で運用するコサテライト戦略
・日本の個別株を中心にアメリカや中国にも分散する
・日本の小型株をメインに20銘柄前後のポートフォリオを組む
・高配当株をメインに投資する
・10銘柄ぐらい選別して米国株に投資する
などなど。
あのかの有名な伝説の投資家「ウォーレン・バフェット」さんも、個別株を分散するというポートフォリオをとっています。
これらの方々は皆さん投資で成功しており、すでに自分の投資スタイルというものを確立しているので、自分の得意な投資法を行っているものだと思います。ただ初心者の方が同じようにポートフォリオを組んだとしてもうまくいくとは限らないのです。
卵は一つのカゴに盛るな
投資の世界には「卵は一つのカゴに盛るな」という格言があります。これはどういう意味かというと、1銘柄だけに集中して投資すると、もしその銘柄がコケてしまった場合、大きな損失を被ってしまうという意味です。
ですので、ダメージを軽くするために分散したポートフォリオを組みましょうということです。
ただ本当に分散は良いことなのでしょうか。
分散することによるデメリットもあります。それはパフォーマンスの低下です。分散することにより上がる株と下がる株が出てきて、下がる株が足を引っ張るので全体の利益は少なくなります。実際数年で億り人(投資で億以上稼いだ人)になる方は集中投資をしている方が多く、分散すればするほど億り人への道は遠くなっていきます。
ただし逆もしかりです。投資で資産の大きく失う人は集中投資している方が多いです。過去に1銘柄だけで1年で億り人になったという方に話を聞いたことがありますが、その方は過去に1000万を損したことがあるということも言っていました。
分散しない投資はギャンブルでしかない
数年で億り人、皆さんなりたいですよね。ただし大きなパフォーマンスを取りに行くということはそれだけリスクも大きくなり、リスクを高くした投資は投資ではなくただのギャンブルでしかありません。
競馬やカジノで大金かけて、大儲けを狙うやり方と大して変わらないと思います。
ですのでやはり分散することは大事だと思いますが、分散のしすぎもよくないと思います。
分散のしすぎはパフォーマンスを下げる
私は過去にポートフォリオをかなり分散していた時期がありました。それこそETFだけで30近い銘柄を持っていました。その中身はSPY、WEA、VWOで世界中に分散しているにもかかわらず、VTや個別の国のETFもたくさん持っていました。さらに米国債やコモディティも分散して気付いたら分散しすぎていました。
分散することで安定はしていましたが、あまり大きなパフォーマンスは出なかったです。それは別に相場が上がっていなかったわけではないので、単純に分散しすぎてパフォーマンスを下げてしまいました。
中にはポートフォリオ全体の1、2%ぐらいしか保有していないETFも多く、1、2%ぐらいしか持っていないと爆上げしたところでたいして利益は出ないので、分散のしすぎはあまり意味がないと思います。
分散していたところで、大きな暴落が来てしまえばすべての相場が下がってしまうので、守るとこは守る、攻めるとこは攻める、というポートフォリオにしたほうが良いと思います。
正しいポートフォリオの組み方は?
ポートフォリオの組み方に正解はないと思います。結果を残している方は皆さん自分で考えたポートフォリオを組んでいますので、その方法は十人十色です。
ただもしあなたが投資初心者の場合は、個別株はあまり含まないETF中心で構成したポートフォリオを組んでください。
なぜかというと、個別株(特に小型株)はとてもギャンブル要素が高いからです。小型株は特に値動きが大きいので上昇するときは魅力的ですが、下がるときは株価が半分になったり3分の1になったりということはざらにあります。
ですので最初のうちはETFのみでポートフォリオを組みましょう。どうしても個別株を持ちたかったらポートフォリオ全体の10~20%程度にとどめておきましょう。個別株の割合を増やすのは経験を積んで結果が出せるようになってからでいいです。
あと勘違いしないでほしいのが、数か月やって結果が出たからと言って、俺は天才だもう大丈夫、個別株買いまくるぜみたいな勘違いはしないでください。ギャンブル要素が高いということはたまたま上がるということもあります。数か月だけで大きな経験なんてつきませんので、儲かったからといって気を大きく持つのはとても危険だと思います。
年齢によってポートフォリオを変える
例えば20代、30代、40代ぐらいまでの場合は、最低でも20年以上は資産運用が十分可能かと思いますので、株式を多く持ったほうが良いですが、60代以上の方は株式を少なめにして現金を多めにしておいたほうがいいと思います。
長期投資というのは複利効果を生むので、長くやればやるほど有利で安定しやすいです。高齢になってから投資を始める方がどれぐらいいるかはわかりませんが、高齢になるほど現金比率は高めておいたほうがいいと思います。
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